【50代初めての転職】絶対やってはいけない3つのこと

会社の人たちと上手くやってますか?

こう聞かれると、自分はいま素直に「はい」とは答えることができません。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

実は今、50代になって初めての転職を考えています

つまり、しばらく前から会社の人たちと上手くいってなくて「人付き合いって難しい・・・」と悩んでいるのです。

どんなところが難しいかというと、小さなことなのですが食事だったり飲み会の付き合いのお誘いを3回続けて断っただけで話しかけられなくなったり・・・くだらないことです。

それと、自分がやってきたことの積み重ねだからしょうがないのかもしれませんが、20代、30代の時の好き勝手な言動が今頃にしっぺ返しとでも言いますか、ダメ人間的なレッテルを貼られたり、つまり自業自得ですが会社の人と距離がある感じなのです。

最近は出世コースから外れていることに気付き、その後だんだんと後輩にも変な視線で見られてしまうようになり、今ではとてもみじめな気持ちで仕事してます。いつもです。

・・・話せばまだまだ続くのですが、いま自分のやってきた悪行とお仕置きのことを細かくさらけだしても話が前に進まないので、この辺で本題に入りたいと思います。

いま私が直面している問題は、「50代になって初めての転職をする前に絶対やってはいけない3つのこと」を同じような悩みを抱えている50代のサラリーマンの方々にお伝えして、共に幸せな道を歩めるようになりたいと思い記事を書いています。

50代は簡単に会社を辞めてはダメ!

赤い大きなアルファベット文字でSTOPと書かれている白い煉瓦積みの壁

『最近は出世コースから外れていることに気付き、その後だんだんと後輩にも変な視線で見られてしまうようになり、今ではとてもみじめな気持ちで仕事してます。いつもです。』

毎日こんな状態が続いたら、仕事中にちょっと何か問題が起きれば いますぐ会社辞めます ってなりますよね。

その気持ち、自分も痛いほどよくわかります。

同じような状況ですから。

でも、ダメです。絶対ダメなのです。

今働いている会社はすぐに辞めてはいけません。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

50代の転職はかなり厳しいです

50代の転職は簡単じゃない!

現在は転職することが珍しいことではなく、むしろ当たり前のように多くの人が転職しています。

ほんの数秒ネットで検索すれば転職サイトなどは数え切れないほどヒットするし、今の勤め先よりも待遇の良い求人もかなりあります。

そんな甘い誘いたっぷりな転職サイトを見てると「自分も転職できそうだし成功できそうだ!」なんて感覚になります。

でも50代の転職は簡単じゃない。

20代や30代の転職ならまだなんとかなります。

本気になってがんばれば勤めていた会社とはまったく違う業種でもなんとかなるのです。

でも、いまあなたは50代です

50代の求人なんて本当に少なくて、あったとしても収入面で満足できなかったり、「〇〇の資格取得者優遇」とかばっかりです。

ひっくん ふつうひっくん ふつう

仕事内容と収入で満足できる求人なんてあるわけないか・・・

まずは自分の働ける業種はほぼ選べないことに早く気付くべきです。

50代の転職は失敗するぞ!

先ほども説明しましたが、事前準備のない50代の転職は必ずと言っていいほど失敗します。

実際には50代どころか40代半ばでも満足できる転職先はほぼないと覚えていた方が良いと思います。

ここで、『なんで40代半ばくらいで満足できる転職先がないのか?』と疑問に思う方のために、実際に人生を台無しにしてしまった後輩K君の話をさせてもらいます。

新卒で会社に入社してきたK君の話。

入社当時は周りに気配りを忘れない、とても好感の持てる新入社員でした。入社後の配属先は本人の希望ではない技術系でしたがその後の努力の甲斐あって3年後に営業部に配属。営業部に配属後は人一倍努力をして成績は常に上位を維持してました。でも、常に成績上位でいると気持ちも変わるんですよね。配属当初は周りの誰よりも真面目で一生懸命だったのに課長職になった頃は「おれ様」の状態。そしてK君がちょうど45歳の時ある問題が発生してしまいました。まぁ大した問題ではなかったのですがK君は部長職とのやり取りで納得ができずしばらくして退職しました。
それは同業者への転職だったので「上手くやったな」なんて思っていましたが、3ヶ月もしないうちに転職先の会社も辞めてしまったようです。はっきりとした理由はわかりませんでしたがその会社でも上司と上手くいってなかったようです。そしてその後は定職に就くこともできないでコンビニの定員でバイトをしているようです。

ここで質問です。

K君の転職は成功だったと思いますか?

決して成功とは言えませんよね。

でもやり方次第でK君は、転職して成功することもできたはずですよね。

・・・・・答え、わかりますよね。

やり方は人それぞれですけど、転職のための事前準備が必要だったのです。

今自分がやっていること、自分ができること、転職先でやっていくこと、加えて生活や収入についてどうしたら転職を成功させることができるかよく考えてから行動するべきだったのです。

まぁ今回転職を失敗したのは、K君が自分を過信しすぎたのが根本的な原因だったかもしれません。

それに、あなた自身が今勤めている会社の看板で仕事が成り立っていたという事実も忘れてはならないことですけど。

一言で説明するなら、うぬぼれてはいけませんってこと。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

実力がないのに転職するなんて失敗するのが当たり前なのです

50代にもなると、さすがに仕事の経験値が多くなりある程度問題解決の対応は一人でできるようになっていると思います。(まぁ実力もありますけど^^)

それに、社内や社外ともに人脈ができて様々な相談ができるようになるので自分の実力以上に自分ってすごい、こんなに仕事ができる!と勘違いやうぬぼれたりしてます。

自分の勘違いやうぬぼれが転職を失敗させるのです。

あなたはただ会社に長く勤めてる50代ってことを自覚した方が良いです。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

自分はもっとポンコツです・・・。

50代の転職は体がもたない!

50代の体は20代じゃない。30代でもない。

自分の体、つまり体力や筋力に自信を持っていますか?

自分は去年の秋口からウォーキングを再開(3年ぶりくらい)したのですが、自分の想像よりも体力や筋力の低下を感じてています。

だって、夕食後にだいたい20分くらい散歩しただけで太ももやひざ関節が痛くなるのです。50代は50代の体になってしまうのです。

これだけならまだいいです。

50代の転職ってどれだけ体力使うかご存知ですか?

「転職したころは、今勤めている会社より少し大変なくらいだろ? 大丈夫だ!」なんて簡単に考えていませんか?

ひっくん ふつうひっくん ふつう

その考えは間違ってます。

少し細かな話ですけど耳を貸してください。

どうしてそんなことを言うのかというと、長年勤めている今の会社では、何かあっても椅子に座ったまま対処できるのです。(まぁ例えばの話ですけど。)

でも、転職した場合は同じような対応をするのにも一回ずつ椅子から立たなければなりません。

それに全身に神経を研ぎ澄ましてしばらくの間は緊張の連続です。新人としてね。

新しい会社でも年下の人間に「チクリチクリ」とやられるんですよ。

体力がなければ即死にますね。

体も疲れますし神経的にもかなり疲れます。

転職してからしばらくの間は。

そうそう、そのしばらくの間ってよくわからないですよね。

それではこんな例はいかがですか?

私は50歳を過ぎてから今の部署に配属されました。部署の人たちもほぼ知らない人はいません。でも話した時はほとんどないような人たちだけ。そんな人たちと2年過ぎた今でもぎこちないです。仲良くなれません。ずっと同じ仲間なのに、自分の方が先輩なのに・・・疲れます。これは人それぞれの性格も関係すると思いますが、想像していたよりも馴染めません。

これ、いまの私なのですがご理解できますか?

20代や30代だったら飲み会などで意気投合できる自信はありますけど50代にもなると酒を飲む気持ちも湧いてこなくなってしまいぎこちない人間関係が事務所の中でうごめいているような感じです。

それに記憶力や頭の回転も悪くなってます。

転職先での新しいルールやパソコン、業務端末の操作を覚えるのも楽じゃありませんよ。

ひっくん ふつうひっくん ふつう

同じ会社でも転属先のルールに馴染むまで相当時間がかかります。事実です。

自分では気がつかないうちに相当体力が低下しているのです。

体も頭もすでに50代から60代へ向かっていることを1秒でも早く気が付いた方が自分のためだと思います。

ひっくん ふつうひっくん ふつう

ここまでは50代の転職はその場の勢いや思いついでしてしまったら取り返しのつかないことになりますよってことをお伝えしてきましたが、転職を本気で考えている50代の方に「じゃあどうしたらいいんだ⁈」ということにフォーカスして話を進めたいと思いますのでよろしかったらお付き合いください。

【50代初めての転職】成功させるために絶対やるべき3つのこととは?

黒板に漫画絵で三種類の人の顔が書いてある。下から赤色で口をへの字に曲げた悲しい顔。その上に黄色で口を真一文字にした普通の顔。一番上に緑でニッコリと笑っている顔の絵。

どんなに50代の転職状況が良くなくても現状に我慢できないのであれば転職に向けて進み始めるしかないですよね。

これからは、どうしたら50代でも失敗することなく転職ができるか?ご説明していきたいと思います。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

あくまで勤続30年越え転職経験ゼロの筆者の考えです。どうするかは自己責任でお願いします

今の仕事の手を抜かない!

まず最初にやった方がいいのはこれ!

今やっている仕事を完璧になるくらいまとめてください。そして、決して仕事の手を抜かないでください。

転職するということが目の前にチラつき始めるとどうしても仕事の内容、ツメが甘くなります。

誰でも今の会社を近いうちに辞めると思えば手を抜いてしまいます。

でも絶対に手を抜いてはダメなのです。

ひっくん ふつうひっくん ふつう

なぜだかわかりますか?

なぜだかわかりますか?

それは、あなた自信の信用に大きく関わってくるからなのです。

わかりますよね

「辞めるのだから関係ないでしょ?」って考える方も何人かはいらっしゃると思いますが、そう考えてしまう方に転職はおすすめできません。

それは筆者が実際に経験したことが理由です。

46歳で転職をしたN君。原因は会社の方針が自分の考えと違ってきたから。後からわかったことなのですが、そんなN君は密かに同業K社の知人に転職の相談をしていました。もちろん退職するまでそのことは誰も知りませんでした。そんなN君は退職届けを提出後「一週間しか出社しません」と自分の意見を押し切り有給休暇期間になりました。退職届けを提出してからの1週間で引き継ぎ作業ってどのくらいできるか皆さんも想像できると思います。N君は引き継ぎ資料などは何1つまとめてない上に担当していた得意先への同行挨拶も酷い状況でした。なぜだかわかりますか?転職後に自分のお客にするためです。そんな悪事は転職後1、2ヶ月もすればバレることで最終的には転職先の会社では大幅に減給されたと聞いています。

つまりこういうことです。

転職する時は、今の会社や転職先にも絶対に『信用』が必要ということなのです。

筆者も経験ありますが、社内でも社外でも一度信用を失うと取り戻すまでにかなり長い時間がかかってしまい、50代にもなれば定年になるまで取り戻すことができなくなる可能性もあります。

これから先の自分のためです。

繰り返しますね。

絶対に今の仕事の手を抜いてはダメです。

何をして収入を得るのか?

さて、ここからは転職先の会社を視野に入れて考えましょう。

筆者は転職はある意味ゼロからのスタートだと考えています。ただすでに30年以上の実務経験があるからまったくのゼロスタートではないですけど。

そうなると幅広い求人から転職先を検討することができますよね。(転職先を選べるってすごい優越感あります^^)

ここで考えるべきことは、仕事をしていく上で「自分が一番自信を持てることって何?」ってこと。

いやぁこれじゃわからないですね。

「何が一番できるか?」ということをよく考えて、まずは業種から絞り込んでいきましょう。

自分の場合でしたら、業種は今までやってきた仕事に関係する業種に絞り込みます。

なぜなら、まったく違う業種は年齢的に無理ですし、何と言っても30年以上の実務経験が役立ちますから。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

50歳を過ぎてからの異業種への挑戦はやめときます。

それに筆者の場合は新卒で入社してから転職経験ゼロなので、業種内でしか通用しない民間資格から国家資格までばっちり持ってますから。

「これからの時代はとにかく資格だ」と資格取得が流行りだしたのはもうずいぶん前のこと。

筆者も本気で転職を考えていた時が10年前からあったので、その時点から今の仕事をしながら資格取得にチャレンジしてきました。

『資格ってすごく勉強しないと取れないでしょ』って思うでしょ?

はい!一生懸命勉強しないと取得できません。

特に国家資格や一流の資格になればなるほど取得するのは困難になってきます。(すぐ取得できる資格ほど役に立ちません^^)

ちなみに筆者は施工管理1級を取得していますが、2級の試験の時は1ヶ月間の猛勉強で合格できました。まぁ講習会にも参加しましたけど、ほとんどは独学です。

1級施工管理の資格は思っていたより再就職先があります

ちょっと話をすればまぁまぁの待遇、定年なし、住宅は3割負担してくれるなど、もしもの時を考えると安心できます。

今は施工管理の仕事はしていませんが、もしものことを考えると安心できます。

なので、これから先何をして収入を得るかを考えるときには転職に有利な資格を今のうちに取得しておくことも転職成功の手段なのかもしれませんね。

転職に有利な資格、持ってますか?

転職に有利な資格以外にも役立つことは?

いままで仕事をしてきた中で、なにか資格を取得していますか?その資格は転職するのに有利な資格ですか?

資格を持ってないからもう転職はできない・・・

なんて思わないでください。

資格はこれから取得すればいいのです。

実は転職に役立つのは資格だけではありません。

1つ目は今までの経験

これはとても貴重なことで、いままでの経験値があればあるほど転職には有利だと思っていいでしょう。

50代の転職ともなれば、求められるのはあなたのこれまで培ってきた知識や情報があります。

20代でやる気が感じられれば、それだけでその人の魅力になりますが、50代にもなるとやる気だけでは採用になるのはかなり難しいと思います。

2つ目は人脈

私も50代になってはじめて人脈の大切さに気付きました。

30代、40代の時はお互い必死になって仕事をしていただけだったのに50代になると今までのことがすべて繋がってきて、やがてそれが人脈となってお金では買えない自分の宝物になっているのです。

人脈のチカラは本当に大きいです。

3つ目はやっぱり資格

資格は大事です。

しかも国家資格など一流と言える資格は絶対に取得するべきです。

私も今から20年ほど前に会社内で孤立してしまい随分と辛い思いをしました。

その時は「もうこんな会社すぐにやめてやる!」と考えていましたが、いつしか孤独で辛い思いがチカラとなって「こいつらいつか見返してやる」「必ず国家資格を取得してやる」という気持ちになり、その後すぐに国家資格を取得することができました。

そのときわかったことは

「本気になればなんでもできる!」

ということです。

サブマネージャー斉藤サブマネージャー斉藤

その時国家資格を取得できたので、今は周りの50代と比べて少しだけ心に余裕があります。

50代はじめての転職を成功させるためには?

50代の転職は絶対に失敗してはならないのです。

家族や連れ合いを絶対に守らなければならないのです。

その場の勢いやいっときの感情で会社を辞めては絶対ダメ。

自分なんて、今は会社にしがみ付いてますから。^^

だって・・・

給料もらえるのですよ!

健康保険も使えるのですよ!

社宅にも住んでいられるし!

なので、会社はすぐに辞めるのはおすすめしません。

いまの仕事をして、給料を貰いながら転職の作戦を立てて転職を絶対に成功させましょう!