二級土木施工管理技士の試験対策は以前より過去問を何度も解くことが試験対策とされてきました。
ボクが実際に合格できたのは過去問を何度も解いたからです!
もちろん、何十年も前から過去問を制覇して二級土木施工管理技士試験に合格している人はたくさんいます。
ですが、令和3度からは今までと同やり方では通用しなくなるかもしれないのです。
それは、令和2年10月に施行された改正建設業法により技術検定制度に大きな変更が発生したことが関係してきます。
これは、過去の出題形式にあった部分的な変更ではなく、試験の構成や検定基準も含めた大掛かりな変更となります。
試験の構成や検定基準がどう変更になったのかが分からないと不安ですよね?
そこで今回は、令和3年度からの変更点や変更後の試験対策についても解説していきます。
今回の記事はこのような方に最適です!
- 2級土木施工管理技士試験を初めて受験する方
- 2級土木施工管理技士試験の出題変更に不安のある方
- 2級土木施工管理技士試験の一発合格を狙っている方
試験の構成や検定基準の変更点を確実に理解することで日々の勉強にも「このままでいいのかな?」という不安もなくなり集中して勉強することができます。
がんばって一発合格を目指しましょう!
それでは、始めます!
【2級土木施工管理技士試験】令和3年度からの変更部分
変更になったところを一つずつ見てみましょう!
◎ 試験構成の変更点
令和2年度の試験までは、四肢択一の学科試験と記述式の実施試験に分かれていました。
令和3年度からはどう変更になるのかというと、四肢択一の学科試験は第一次検定となり、記述式の実施試験は第二次検定となります。
なんだ、試験名が変更になっただけか?と思うかもしれませんが、大事なことは次に続きます。
◎ 第一次検定を合格するだけで資格を取得できる
令和2年度までの試験では、学科試験に合格するだけでは資格取得はできませんでした。
実施試験も合格して初めて2級土木施工管理技士の資格を取得できたのですが、今回の改正により第一次検定に合格するだけで資格取得の対象になったのです。ここがちがう!
第一次検定に合格すると 2級土木施工管理技士補 の資格が付与されます!
もちろん、2級土木施工管理技士補も国家資格です。
それに、この資格には期限がありません。
これも今までと違うところです!
なので、第二次検定を合格するまで何度でも受験することが可能になったのです。
第一次検定だけでも合格できれば第二次検定対策に集中できますよね! 頑張りましょう!
◎ 試験内容の変更点
それでは具体的に試験内容の変更点チェックしますね。
今までの試験制度では、学科試験は知識問題で実施試験は能力問題とされてきました。
それが今回の改正により、第一次検定では今までの学科試験と同じように知識問題をメインに能力問題を加え、第二次検定では能力問題をメインに知識問題を加えるようになります。
これ、どういうこと?というと・・・
知識問題とはいままでの学科試験のことで、能力問題とはいままでの実施試験のことなのです。
つまり、学科試験の出題形式で実施試験に出題していたような問題を出しますよ! また、実施試験の出題形式で学科試験に出題していたような問題を出しますよ!ということなんです。^^
まとめると、第一次検定では施工管理を行うのに必要な知識と能力を持っているか? 第二次検定では、2級土木施工管理技士として現場の管理を行うのに必要な知識と応用能力を持っているかを判定する試験になったということなんです。
これから2級土木施工管理技士試験の対策はどうしたらいい?
これから先はボクの持論です。
今回の記事を作成する際にたくさんの資料を参考にしましたが、出題される問題は過去のものとは若干変わるけど、改正前も改正後求めている知識や応用力に変化は無いようなのです。
つまり、いままで通り過去問を何度も繰り返すことが重要なのですが、ここでボクは少し勉強方法に工夫が必要なんだと思います。
それは、第一次検定を受験するときにいままでの学科試験の過去問だけでなく、必ず実施試験の過去問にも目を通して、問題の意図や解答の理由についても触れながら勉強していくことが重要になるのだと思います。
まとめ
試験構成が変わるの?って聞くとすごく不安になるかもしれませんが、調べて見るとそんなに変わってないことが分かりました。
でも、油断は禁物です。
合格するまでしっかり頑張りましょう!